ジャンル:RPG
発売年:1987年
開発:任天堂株式会社
総合評価:★★★★★
前回の記事:Opening

console

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story






月のカプセルから
記憶喪失の少女リミを救い出したライーザ隊は、
ガルム打倒の為、銀河宇宙へと旅立つ。

反物質ミサイルを手に入れ、
ガルム空母を破壊したライーザ隊は
地球の勝利を喜び、故郷の星へ帰還する。


美しい海の浜辺で年相応の青春を過ごす三人。


ああ、この平和が永遠に続けばと.....。


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そう思った矢先、突如ライーザ隊は
地球軍総司令から緊急召集される。

ガルムの本部があると言われる
ゲートを超えた外宇宙から、大勢のガルム達がやってくる。

このままでは地球の滅亡は免れない....。

ライーザ隊は、今度こそ平和を勝ち取る為に
外宇宙へと旅立って行く。。。


.....それから、どのくらいの時が経ったのだろう。



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大きな悲しみ、大きな被害を出しながらも
ライーザ隊はついに、ガルム帝王ウェライを倒す。

....しかし、主人公の気は晴れない。
ウェライを倒す際、ある真実を知ったからだ。

不安の気持ちを胸に、
地球へと帰還して真っ先に向かった

『いつか 3人で行った 浜辺』



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リミは突如、帰還した主人公にを向ける。

一体、何故.....。。。



talk

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このゲームの舞台は宇宙....。

RPGですが、
移動はフィールド上を十字キーで進むのではなく、

月や太陽、火星や木星などの惑星や、
宇宙ステーションの基地等を目的地に指定して、
跳躍(ちょうやく)コマンドを使って進んでいきます。

※例えば現在地から宇宙ステーションまでの距離が10で、
跳躍の距離が1の場合、10回跳躍する必要があります!

跳躍の距離はブースターを取ると増やす事ができて、
最大で8まで増やす事ができます。

でも...距離4以上(5~8)の跳躍は、
1回の跳躍毎にHPを消費しますのでご注意です!


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宇宙をずんずん進んでいくと~...
様々な敵(ガルム)に出会います!

戦闘は

低威力だけど弾数無制限ビーム兵器
高威力だけど弾数制限があるミサイル兵器
一般RPGの魔法に該当するリミのESP(超能力)

これらの武器を駆使しながら、
敵を倒していく事になります。


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宇宙には敵軍団の戦艦もあったりします。
(全部で....5~6機だったかな多分??)

辿り着いてもすぐに攻撃する事ができず、
こちらの射程距離まで敵戦艦に近付く必要があって、
敵の砲撃を受け続けなければなりません。

よって戦艦と戦う時は、
ある程度HPが必要になりますが~...

戦艦1機毎に
ライーザ隊のLvの上限が設けられている
ので


『沢山レベルアップしてからの~
 無双で破壊!!!(Lvの暴力)』



...という攻略はできない仕様となっています。
※毎回、HPぎりぎりの戦闘になります。

そして敵戦艦の砲撃を受けながら、
いよいよ射程距離まで詰める事ができたら.....



一気にミサイル全弾発射だ~~~~!!
どぎゅーんどぎゅーん


『ブルー君!ミスして何やってんのぅ!!!』
(某艦長さんの真似)



雑魚敵と戦っている最中は常にミサイルを温存し、
通常ビーム兵器で倒すことがほとんどの為、

敵戦艦にミサイル全弾打ち込む時は
とても気持ちいいですっ


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惑星に辿り着くと地表に着陸します。
そこから惑星内部に入る事ができますが~...

ここでの移動は跳躍コマンドでは無く、
主人公とブルー君が乗るライーザ機を操作しながら進みます!
ここら辺は普通のRPGとちょっと似てるかな~。


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もちろん惑星の中も強力な敵が沢山!

このゲームは
敵が2回~3回、連続攻撃をしてくる事が多いです。。

いっぺんに敵が9匹現れる事も多いので、
先制攻撃を受けた場合はすぐにやられてしまう事も...。

更にこちらのビーム兵器は、
敵の数が多ければ多いほど攻撃力が分散されるので
敵が9匹出てきた時はミサイルを打ち込むのがイイかも。

冒険の途中で1WAY3WAYを手に入ると、
ビーム兵器の攻撃を敵1機か敵3機に集中できるようになります。

HPの回復手段はリミのESPか、
アイテムのエネルギーパックのみなので、
残りHPに注意しながら進んでいく必要があります...。


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特にラストダンジョンは....


やばみが深いです!!


作中、最強の雑魚敵として
噂に名高いガルバンゴル様は、
ラストダンジョンでわんさか出てきます。

ガルバンゴル様の攻撃はものすご~く痛いし、
こちらのビーム兵器の攻撃力を弱めるし、
更に仲間呼び(クライ)や回復までしてきます...。

ガルバンゴル様と出会ったら迷わず、
こちらの最強武器であるイカロス砲を撃ちたい所ですが~...

イカロス砲は9発しか撃つことができません。
消耗したイカロス砲を補充するためには、
入手した惑星に戻らなければなりませんし....。

更にラスボスの3連戦で
イカロス砲リミのESPを使う必要があるので、
雑魚戦の消耗はなるべく避けなければなりません。

とはいってもラストダンジョンはとても広く、
エンカウント率がすごく高いので、

ビーム兵器、ミサイル、イカロス砲、リミのESP、
アイテムのエネルギーパックを全て使い切る覚悟で、

更に運良く進む事が出来たら、
ようやく、ぎりぎりでクリアできるくらいのバランス...。


文字通り、最終決戦です!!!!
私はHPが残り1でクリアしました...(シニソウ)


このあたりのバランスはお見事....!

味方が強くなりすぎて
ラストダンジョンが退屈になっちゃうRPGよりも、
よっぽど刺激的な決戦が楽しめました!


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「銀河の三人」の1人、ブルー君。

漆黒の闇が広がる宇宙の戦いの中、
殺伐とした雰囲気を和らげてくれる相棒・ブルー君は、
とても性格が明るく、無口な主人公に常に話しかけてくれます。

めっっちゃお気楽な人だけど
めっっちゃ優秀な人でもあり、

彼がいなかったらライーザ隊と地球は、
間違いなく敗北を喫していたでしょう...。
彼がいなかったら、銀河の三人って始終暗すぎるゲームになったと思う。

攻撃をミスった時に
『おいおい、ミスるなよ~。』とか言ってたクセに

自分の攻撃がミスったら
『ミスっちゃった☆ナハハ』みたいな事言ってて
ちょっとイラっと来ちゃうところもありますがっ(←w)


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「銀河の三人」の1人、リミちゃん。

超能力者である彼女は
ESPでライーザ隊を助けてくれます。

彼女の存在もまた、
このゲームを語る上で絶対に外す事が出来ません...!
とゆか彼女のESPが無いとクリアできなひ...。

リミちゃんの見せ場も沢山ありますが~、
特にブラックホールとの戦いは凄まじいです......。。

ほんとに必死さと危機感が表れてて、
このゲーム屈指の名シーンだと思う。

彼女もブルー君と同じく、
もしいなかったら地球は滅亡していたであろう、
立派な銀河戦士の1人です.....!!

PC版では専用の搭乗機に乗って
ライーザ隊をサポートしていたのだとか?
見てみたかったな~。



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こちらはオペレーターのミオさん。(機械なのかな?)
淡々とこちらの状況を発信してくれます。

宇宙とライーザ隊に関するあらゆる情報を
常に発信してくれますが~、

敵機との戦闘の際、
瞬時にダメージを計算してくれる能力は
彼女のオペレーション能力の高さが垣間見えます。


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その他にも宇宙を冒険中、異星人と出会ったり。
地球人の研究者達もいます。

登場人物はそこまで多くは無いものの。

このゲーム、
私のレトロゲーム評価で初の....


最高評価★5(満点)をあげたい作品です!!!!!


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まずストーリーが良かった~。

衝撃的なエンディングはもちろん、
絶望的で緊迫した空気の宇宙の戦い。

要所で研究者達がアドバイスをしてくれたり、
オペレーターのミオさんが知らせてくれるライーザ隊の状況、
地球軍総司令からの指令など....

時たま地球からのメッセージが来て、
ほっこりしたり、切なかったり....。

そして束の間の平和と青春を楽しむ銀河の三人。
この三人、全員切ない....。

ゲートを通って外宇宙へと飛び立つスケールと
悲しすぎる戦争.....。

ちょこちょこと会話が起きるので
(ブルー君がしゃべりすぎだけどw)
プレイ中、退屈する事がありませんでした。


次に、音楽システムが良かったです。
音楽は聴いてるだけで宇宙にいるみたい。

まるで暗い闇に星が煌めいているかのような音楽です。
聴いてて耳が飽きる事は無く、何度も聴いてたかったです。

宇宙を舞台にしたRPGは沢山ありますが~...

私がプレイしたゲームの中では
『物語は宇宙だけど、システムは普通のRPG
...っていうゲームが多い印象(※)です。

※例えばPhantasy Starとかもそうですが、
冒険は宇宙だけど戦闘はドラクエみたいな。

半面、この『銀河の三人』
隅から隅まで全て、宇宙の戦いを描いてる印象。

跳躍ワープで惑星間を移動し、
跳躍距離を増やすとライーザ機が損傷する事とか、
敵戦艦は射程距離まで接近しなければならないとか。

攻撃は実弾兵器で、戦闘バランスは賛否両論あるものの
Lv上限が設けられる事で常にギリギリの戦い。

ライーザ隊の実際の搭乗機は強くならないはずなので、
Lvで増えるHPはパイロットの回避力の向上だと推測...。

そして
最高Lv全ての武器を駆使して、
ようやくクリアできる最終決戦。


なんてゆか...私が見た感じ
穴が見当たらない
んですよねこのゲーム。


壮大すぎる宇宙のスケールにおいて、
スケールダウンを感じる要素も無かったですし。
まぁちょとブルー君が可哀想すぎな面もあるけれど。


私の感想を一言で言うと、


『よくぞ、1987年のファミコンRPGで、
 宇宙の戦いをここまで描いたな~。』
って感じ!


中途半端なRPGシステムに捉われず、
宇宙の戦いを見事に描き切った傑作だと思います!
個人的な総合評価5つ(満点)とさせて頂きました!
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