ジャンル:ドラマチックアドベンチャー
発売年:1996年
開発:株式会社セガ
総合評価:★★★★★
前回の記事:攻略中:SS《サクラ大戦/Sakura Wars》第二話「敵の名は黒之巣会」




文明開化より五十余年...。
帝都・東京は、
西洋文化と日本古来の文化が入り交じったモダンな町並みが軒を連ね、
そこを走り抜ける蒸気鉄道、
馬車、人力車、そして蒸気自動車、空には飛行機が飛び交い、
町の地下には地下蒸気(地下鉄)の線路が張り巡らされているなど、
高度な文明都市が築き上げられていた。
しかしその反面、怪物や呪術が実在する幻想都市でもあった。

陸軍ではとても手に負えない特殊任務や人命救助、
そして異形の化け物から帝都を守るべく結成されたのが、
帝国華撃団「花組」、略称「帝撃」である。
集められたメンバーは、
昼は大帝国劇場のスターの顔を持つ若き少女たち。

独自の装備と特権を持つ「帝撃」は
銀座に「花組」の本部があり、
大帝国劇場の地下に指令部が設置されている。
その他にも浅草・花やしきにも支部があるという...。

そんな「帝撃」に、
一人の青年将校が転属してきたところから、この物語が始まる。

日本の大正時代を背景に、
架空のファンタジー要素を取り入れた世界観が魅力的な、
ドラマチックアドベンチャー『サクラ大戦』シリーズ。
走れ~!高速の~!帝国華撃団~♪
って歌、このゲーム未プレイの方でも
聴いた事ある方はいらっしゃるのではないでしょうか?
本作はその第一作目となりますが~
ネット情報曰く、セガサターンオリジナルの作品としては
売上最高記録を達成した作品だそうです!

※帝国華撃団の隊長と、6人のメンバー達。

※帝国華撃団の敵となる悪の集団の目的は...?
今回、私は2回目のプレイとなりますが
やっぱりすごかった.....。
登場人物の一人ひとり、ちゃんとキャラが立っていて
まるでテレビアニメを見ているような、
勧善懲悪の英雄ストーリーは見てて爽快でした!
....うん。
このゲームを一言で言うならテレビアニメなんですよねっ
ゲームにアニメの要素を入れるのって、
当時のハードの限界に挑戦したゲーム達が
サクラ大戦の登場前にも沢山ありましたが(タイムギャルとか)
主題歌、アニメーションムービー、
表情豊かなキャラ達の絵とプロ声優さんの声、
ドラマチックなアドベンチャーシーンの数々と
シリアスな戦闘、そしてワクワクする次回予告....。
(当時の次世代機であった)セガサターンの機能をフルに使い、
完全にその....テレビアニメのまんまがゲームになった感じ。

※隊長とヒロインの恋愛要素も♡
このゲームのメインの一つに、
隊長とヒロインの恋愛物語があります。
私の推しは大神隊長とサクラちゃんのカポーなので
二回目のプレイもこの二人を選んだ感じですが~、
ヒロインを誰にするかはプレイヤーの自由です!
コッテコテのかわゆすぎる女の子達の
恋愛とエッチまっしぐら♡な(わらw)
恋愛要素に特化したギャルゲーっていうのとも、少し違うかも。
※乙女ゲーのサクラ大戦もあるみたいで...ちょっとやってみたいww
『悪から帝都を守る!!』事を前提に、
真面目な軍人の大神さんと可愛いヒロインが、
明日散らすかもしれない限りある命の中で
自然に恋愛する感じなので、私はすんなりと好きになれました。
まさに大正浪漫。って感じ。
弱いんですよね私。
真面目で優しい男性と、真面目で可愛い女の子の、
...なんてゆか、硬派な恋愛のやつ。(←大好物)

※空いた時間に、どこに行くか選択すると...隊員達と会えるかも?
ストーリーは第1話~第10話まであります。
主人公の大神隊長を操作しながら、
華撃団の日常をアドベンチャーゲームで過ごし、
事件があったら戦闘をシミュレーションゲームで行い、
次回予告で次の話へ~と...繰り替えしになります。

※華撃団の隊長(モギリのお兄さん)・大神一郎

※お酒は飲んでもやる時はやる!帝国華撃団司令・米田一基

※大神さんを影から支える帝国華撃団副指令・藤枝あやめ
日々を過ごす中で、各メンバー達とお話しながら
物語を進めていく事になります。
イベントの絵が豊富で、
フルボイスではないものの要所で声がつくので、
どれも印象に残るお話ばかり。
特に米田のおじいちゃんは、ほんと好きです!!

※少し(いやかなり??)ヤキモチ妬きの帝国華撃団隊員・真宮寺さくら

※まだ子供だけど超霊能力者、帝国華撃団隊員・イリスシャトーブリアン

※ちょっと厳しいけど、悲しい過去を持つ旧花組隊長・マリアタチバナ

※機械いじりが得意で光武のメンテナンスを一手に担う帝国華撃団隊員・李紅蘭

※プライド高いけど決して弱みを見せない帝国華撃団隊員・神崎すみれ(左)
※陽気で力持ちの空手家・カンナキリシマ(右)
帝都を悪の手から守る事が目的といえど
戦闘オンリーな日々を送るのではなく、
時には平和で、時にはシリアス、時にはギャグな感じ!
大神さんと米田さん、あやめさんはカッコイイし、
花組の隊員達は全員可愛いし、
悪は悪でほんと「悪!!」って感じだし(←わかりやすっ)
隊員達の表情は豊かで、毎話飽きない展開が続くので
途中でダレる事なく、お話にのめりこんじゃいます。
個人的にカンナさんとすみれさんの喧嘩劇場と
「お、おみぃやぁぁ~~」
「か、貫一さまで~ございますことぉ~ん」
のとこは謎すぎて好きですw

※アニメーションのイベントも、とても豊富!

※時には笑っちゃいそうな場面もw

※そして時にはホロリと来る場面もあったり...。
途中、アニメが流れるムービーも沢山あって
前述の通り、テレビアニメを見ているような感じになります!
ゲームしながら、その世界のアニメが見れるって
なんか...プレイしててすごい贅沢感...ある...!
やっぱりこのゲームの登場以降、サクラ大戦シリーズは
漫画やアニメも作られて放送されていたようです!
...そりゃそうだよね~。。
これだけゲーム内で色々やってるから
当然、それをそのまま漫画やアニメにしても
全く違和感は出ないだろうな~って思いました。

※制限時間以内に、選択肢を選びましょ~!

※中には制限時間が短いのもあるので、すぐに判断しなければいけない場面も...?

※会話だけでなく、色んな場所(←オイw)を調べるアドベンチャー要素もあります。
物語を進める途中、会話の選択肢を選ぶ場面では
制限時間がついてる事が多いです。
隊員にとって、イイ選択をすれば好意的になってくれますが~
的外れな対応しちゃうと隊員が不機嫌になったり。
逆に、「待つ」事が必要な場面では、
あえて制限時間オーバーを待つのが正解の選択もあったり。
咄嗟に判断しなければならない時もあるので、
大神さんはプレイヤー本人の性格がよく現れるかもしれませんね!
隊員の機嫌がよくなると、戦闘中の能力パラメーターが上がり、
有利に戦う事ができるようになりますっ

※戦闘はスパロボみたいなシミュレーション系!

※まとまってる敵をいっぺんに倒すのも楽しい♪

※戦闘中にイベントもあります。

※たま~~に苦戦することもある....かな?
戦闘になるとターン制のシミュレーションゲームになります。
...が、戦闘はちょっと簡単すぎるかも...?
動かし方は第一話でマリアさんがしっかり説明してくれるので、
操作方法については割愛しますが~。
基本的に必殺技の攻撃と回復をしながら進んでいくと
全部クリアできちゃうので、戦略性はあまり無かったかも。
戦闘は特に攻略情報無くても、難なくクリアできちゃいます。
どちらかというと、本作は戦闘をメインに据えたゲームではなく、
あくまで戦闘は、ドラマチックアドベンチャーの演出の1つに過ぎない
って感じが、プレイ感想としてはあてはまるかもしれません!

※ミニゲーム『花も嵐も』

※ミニゲーム『帝都のトビウオ』

※ミニゲーム『お掃除しちゃうぞ!』

※ミニゲーム『オー迷子”ッド!』

※ミニゲーム『料理でハラショー』

※売店では、各隊員のプロマイドが売ってます♪
なんかいっぱい、ミニゲームもあります!w
ミニゲームは各話の、ある場所で隊員とお話すると~...
イベントとしてプレイができます。
プレイ済みのミニゲームは、
ゲームクリア後にまた遊べるようになります♪
売店で売ってるプロマイドは全部集めると....??
どれも見逃しちゃうと取り返しはできないので、
全てのミニゲーム・全てのプロマイドを入手したい場合は....
攻略サイトを注意深く読む必要がありますっ
※ちなみに、今回のプレイで私は全て集める事ができませんでした...。


お話が飽きないし楽しい!
アニメーションが素晴らしい!
みんなキャラ立ってて、感情移入しちゃうし!
最後の戦い、感動して泣く!ww
戦闘は簡単すぎるけど、演出として見たらヨシっ!
ひとつのアニメ作品が、
ゲームとして楽しめる本作は....
まさに『ドラマチック・アドベンチャー』
これは...文句のつけようが無いかも。素晴らしい作品でした!
本作以降のシリーズも大人気なのは納得...。
個人的な総合評価は★を5つ(満点)とさせて頂きました!

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